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ここらる研究会について

ここらる研究会は、「信じる」と「笑う」、この2つを大きなモットーとし「町いちばんのピアノの先生」を目指すピアノの講師チームです。そしてまた、同じように「しあわせなレッスン」をされる先生が日本じゅうにあふれることを夢みて、情報を提供し講師のみなさまのお役に立ちたいと考えています。

生徒を信じる

ピアノを教えて30年。子どもを笑わせることには自信があり、きっとその「笑えるレッスン」のおかげで、ありがたくもスケジュールは常に満杯で、今60人の生徒さんを預かっています。

年相応に経験もしてきたんだから、あとはこの確立したレッスンスタイルで、毎日かわいい子どもたちとキャアキャア笑いながら、おばあちゃんになるまで、いや、おばあちゃんになってもこの素晴らしい仕事を楽しませてもらえればいい。そう思っていたある日…

それまで確立したと思っていた自分のレッスンスタイルが土台からひっくり返るような大きな出来事が起こりました。

♪♫~♫♬♬♪♪♪~

『あー、きっとここでまちがえるやろな~、ほらまちがえた。』

生徒の演奏を止めて「あんなー、そこみんなまちがえるねんけどなー。

と言った瞬間!

アレ? 弾く前にこの子もまちがえる、と私が決めていたことに気がついたのです。

 

それはそれは衝撃でした。懺悔なんてもんではありません。ちょっと待って、じゃあもし「この子はまちがえない」と私が決めたらどうなるんだろう? 

それから数日「この子は大丈夫!できる!」と決める実験をしてみました。するとなんと3分の2から4分の3の確率で間違えないのです! 

 

念力みたいな話をするつもりはありません。ただ「まちがえる」と思って聴いているのと「この子は大丈夫」と思って聴いているのでは、空気が違う。子どもが好きなわりに子どもたちのことを全然信じてなかったやん、と猛省しました。

それからは「この子はできる」と信じるレッスンを行うことにしました。するとその効果はピアノを弾くだけでなく、ソルフェージュにも反映されました。

もっと言えば子どもを幸せにする大きな栄養源になるのでは?

「信じる」ってすごい!先生が生徒を好きになるだけではなくその能力を信じる。もし手を離れた生徒がこの先、自信をなくし苦しむことがあったとしても「あの時、強烈に自分を信じてくれた大人がいた」という思い出はきっとその子を守ってくれるでしょう。

「信じる」という単純で難しいこのテーマをあたためていくために、兼ねてより私が尊敬してきた4人の先生に力を貸してもらい、2017年にここらる研究会を発足しました。

生徒と笑う

ここらる研究会でもうひとつ大切にしていることが、子どもを笑わせるということ。それにはココラルが考案したスキルアップのためのゲームはもってこいのメニューです。

 

ゲームといっても手作りのすごろくやボウリングです。これには音符や拍数を覚えるという目的があります。昔からある遊びですが、今どきの子たちも大好きで、なかには「すごろくしに来てるねん」という子もいます(これは本音ですが、そう言う子は大抵きっちり練習もしています)。

これらの楽しいメニューで子どもは笑ってくれます。そして元気よく「さようなら」と言って帰っていきます。この「笑顔で子どもを帰す」ことはここらるがとても大切に考えていることです。

ここらるの夢

子どもが楽しく笑っているうちに実力も身についている…

そんな夢のような方法を真剣に模索しているここらる研究会をどこかの先生が覗いてくださり、その先生と生徒さんが楽しくなったり、幸せな気分になるお役に立てたら、そんなうれしいことはありません。

それがこれからの私たちの夢です。

―こころある、こころざしある講師を目指して― team cocoral cocoyoco

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